入社までの経緯を教えてください。

私は大学で応用化学（携帯のバッテリーなどに使われるリチウムイオン電池の研究）を勉強しており、本当は大学院に進学する予定でした。しかし、家庭の事情で、修士で卒業して地元に戻ることになりました。
進学予定だったので就職活動はしておらず、さあどうしようかと、KG情報が当時出版していた求人誌『ＡＴＴＡ』と『ＡＲＰＡ』を購入して（この頃は有料誌でした）仕事を探し始めました。そしてふと、『ＡＴＴＡ』や『ＡＲＰＡ』をつくっている会社に挑戦してみようか、と思ったのがＫＧ情報に入社したキッカケです。
学校で学んでいたこととは畑違いの仕事に応募したのは、この内容なら自分も抵抗なくできるのでは、という気持ちからです。正直申し上げますと、自分に何が向いているかなどのキャリアビジョン等を色々考えるよりも、『とにかく仕事をしなければ！』という気持ちが強かったです。そこから現在まで三十年近く仕事を続けています。直感に近い決め方でしたが、このようなかたちでも自分に合う仕事を見つけることはできると思います。

仕事内容は？

人を採用したい企業の求人広告（会社の魅力が伝わるキャッチコピーの作成や分かりやすい書き方で雇用条件を記載するなど）を作成することです。私の入社当初は編集の仕事をワープロで行っていました。ワープロで文字を打ち込んで出力した紙を切って台紙に貼りつけて原稿を完成させる、そんなアナログな時代があったのです。とても細かい作業を求められました。次第にパソコンが普及して、編集ソフトが登場したので、イチから学んでスキルを身につけました。仕事の目的は変わってないにせよ、その進め方はどんどん変わっていくので、新しいことへの挑戦は絶えず求められると思います。
今年に入ってから編集職から異動して派遣事業に携わる営業職になりました。仕事内容は大きく変わりましたが、人を採用したい企業と仕事を探している求職者を支援するという軸は変わっていません。もともと人の話を聞くことが好きなので、就職に悩まれている求職者さんの話を聞くことは自分の性格に合っているなあと思います。手前味噌で恐縮ですが、有難いことに話しやすいと思っていただけるタイプのようで、求職者の方もよく相談してくださいます。今後はもっと企業さんとのコンタクトも強化して、スムーズなご紹介ができるようにしたいと思っています。

就職活動中の方へのアドバイスがあればお願いします！

いかに周りをファンにするかを考えると仕事がしやすくなるのではないでしょうか。これは、賛否両論あるかもしれませんが、私は社内にも社外にもファンがいた方がいいと思います。自分の居心地は自分で整えるのがいいでしょう。だから社内も含めて周りの人に自分を知ってもらえるように個性を出していくべきと思います。
私は『この人は苦手かも』と考えることがないタイプです。大らかな心を持っていると、よく離職理由にも上がる「人間関係」に無駄に悩まされることがないのではないかと思います。